洗ったはずなのに匂う
学生時代、制服のブラウスなど着る前にアイロンをかけていたのですが、脇の部分にアイロンをかけるとムワッとワキガ臭が立ち上ることあり「洗濯したのに匂いが残ってる!」と自分のワキガ臭の強さに絶望したりしてました。
しかしアイロンをかけるとワキガ臭がする時ってだいたい脇の部分が黄ばんでいて服の素材もポリエステルなどの化学繊維であることが多いのです。黄ばみ汚れも残っているのでワキガの汗の成分が洗濯では落ちきっていないのだろうなとは思っていましたがワキガの汗って服に残りやすいのです。
実は脇汗汚れも匂いも残っている!
ワキガ体質の人の脇汗はたんぱく質、脂質、糖質、色素、鉄分など水分以外の栄養素がたっぷり。そのため細菌の繁殖に繋がりやすく腐ったような悪臭となるのです。ワキガではない人の汗との大きな違いは汗が濃いこと。
タンパク質が汗にたくさん含まれているのでベタつきますし脂質と混ざり合って服の繊維にこびりつきます。
例えば服にお茶をこぼしたときよりもソースをこぼしたときのほうが洗濯しても落ちにくいですよね。そんな感じでワキガ臭や脇汗汚れはかなり頑固で生地の繊維の奥まで染み込みます。
洗濯することで汚れも匂いも落ちたように見えていますが、実はかなりの汚れが生地にこびりついているのです。「匂い」の元となる匂い分子は高温になると急速に蒸発します。そのためアイロンをかけると生地にこびりついていたワキガ臭が空気中に拡散され、悪臭が立ち上ってくるのです。
落ちきっていない汚れはもみ洗い、つけおき
脇の黄ばみが残っているということはワキガ臭も落ちきっていない可能性が高いです。このような汚れを放置していると脇の黄ばみやワキガ臭が少しずつ蓄積されていきます。学生時代の体操服とブラウスはよく買い替えました。
脇の黄ばみが見た目に分かるようになったら買い替えです。服を長持ちさせるには汗脇パッドを使ったり汗そのものを止めるデオドラントを使ったりといった方法があります。
そして何よりも繊維の奥まで染み込んだ汚れは洗濯機に入れる前に脇の部分だけでももみ洗いしましょう。黄ばみが強い場合は酸素系漂白剤でつけ置きすることでかなり汚れが落ちやすくなります。ワキガ体質だと汗の匂い以外にも色々と気を使う場面があり、それが手術をしたいと思うきっかけになりました。
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